月命星とは?役割や正しく調べる方法(出し方)を解説【月命星早見表付き】

九星気学ナレッジ

「本命星は知っているけど、“月命星”って何?」

九星気学を学び始めた人の多くが最初にぶつかる疑問かもしれません。月命星は、生まれた月のエネルギーを表し、あなたの性格や内面的な傾向、人間関係の相性まで深く関係しています。

せっかく九星気学に興味を持ったのに、月命星のことがよく分からず、表面的な占いで終わってしまうのはもったいないですよね。本命星との違いや調べ方、実際の活用シーンまでしっかり理解すれば、より立体的に自分自身を知ることができます。

この記事では、月命星の基本から実生活での活かし方までを分かりやすくご紹介します。

九星気学における「月命星」とは

九星気学において、月命星(げつめいせい)とは「生まれた月」によって決まる九星のことで、その人の精神面や内面的な性質、感情の傾向に深く関わるとされています。

一方で「本命星」は、生まれた年で決まる星で、主に肉体面や外的な性格、運命の流れを表します。

九星気学ではこの2つの星を組み合わせて、人の運勢や性格をより立体的に読み解くのが基本です。

本命星とは?役割や正しく調べる方法を解説【本命星早見表付き】
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月命星は年齢により影響が強くなる

特に0歳から12歳ごろまでは月命星の影響が非常に強く出るとされ、子どもの性格や感じ方、家族や学校での関わり方を知るヒントになります。13歳以降は徐々に本命星の影響も現れはじめ、20歳以降は本命星が主軸になると考えられています。

ただし、月命星の影響が完全になくなるわけではなく、人生を通じて「心の奥にある傾向」や「感情のクセ」として影響し続けることも少なくありません。

そのため、運勢を知る際には「本命星」とともに「月命星」を確認することで、自分の性格や運気のバランスをより深く理解することができます。

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月命星の出し方(調べ方):【本命星早見表】

自分の「本命星」と「生まれ月」がわかれば、以下の早見表から簡単に月命星を確認できます。

生まれ月(節切り) 一白水星・四緑木星・七赤金星 三碧木星・六白金星・九紫火星 二黒土星・五黄土星・八白土星
1月(1/6〜2/3頃) 九紫火星 六白金星 三碧木星
2月(2/4〜3/5頃) 八白土星 五黄土星 二黒土星
3月(3/6〜4/4頃) 七赤金星 四緑木星 一白水星
4月(4/5〜5/5頃) 六白金星 三碧木星 九紫火星
5月(5/6〜6/5頃) 五黄土星 二黒土星 八白土星
6月(6/6〜7/6頃) 四緑木星 一白水星 七赤金星
7月(7/7〜8/7頃) 三碧木星 九紫火星 六白金星
8月(8/8〜9/7頃) 二黒土星 八白土星 五黄土星
9月(9/8〜10/7頃) 一白水星 七赤金星 四緑木星
10月(10/8〜11/7頃) 九紫火星 六白金星 三碧木星
11月(11/8〜12/6頃) 八白土星 五黄土星 二黒土星
12月(12/7〜翌年2/3頃) 七赤金星 四緑木星 一白水星

月命星の出し方(調べ方):計算式で割り出す

計算でも月命星を求めることができます。以下の分類に従って、自分の本命星のグループを確認し、該当する計算式を使用します。

本命星のグループ 計算方法
一白水星・四緑木星・七赤金星(Aグループ) 生まれ月から「19」を引く。10以上は各桁の合計を出す。
二黒土星・五黄土星・八白土星(Bグループ) 生まれ月から「13」を引く。10以上は各桁の合計を出す。
三碧木星・六白金星・九紫火星(Cグループ) 生まれ月から「16」を引く。10以上は各桁の合計を出す。

1月生まれの方は、生まれ月を「13月」として計算してください。

九星気学では旧暦を用いるため、月の始まりが異なるので注意

九星気学では旧暦に基づき、「節変わり」という考え方で月が区切られます。たとえば、2月は「立春(2月4日前後)」から始まるため、2月1日~2月3日生まれの方は前月(1月)として扱います。生まれた日が節の切り替わりより前か後かを正確に確認しましょう。

節切りの日(目安)
1月 小寒(1月6日頃)
2月 立春(2月4日頃)
3月 啓蟄(3月6日頃)
4月 清明(4月5日頃)
5月 立夏(5月6日頃)
6月 芒種(6月6日頃)
7月 小暑(7月7日頃)
8月 立秋(8月8日頃)
9月 白露(9月8日頃)
10月 寒露(10月8日頃)
11月 立冬(11月7日頃)
12月 大雪(12月7日頃)

本命星と月命星の組み合わせで「傾斜宮」がわかる

九星気学では、本命星を中心にその人の性格や運勢を占いますが、月命星をあわせて読み解くことで、より深い心の傾向や“隠された資質”が見えてくるとされています。このとき、本命星と月命星の位置関係によって決まるのが「傾斜宮(けいしゃきゅう)」です

月命星からみたそれぞれの性質

月命星からみたそれぞれの九星の性質は、以下のとおりになります。

月命星が一白水星の人の性質

一白水星の月命星を持つ人は、感受性が豊かで繊細な心を持っています。幼少期に体が弱かったり、家庭環境や人間関係で苦労を経験した人も多く、その経験が内面の深さや人への共感力を育てています。苦労を乗り越えた人ほど、人生の後半に運気が開花しやすいとされるのもこの星の特徴です。

月命星が二黒土星の人の性質

二黒土星の月命星を持つ人は、子どもの頃から落ち着いていて、年齢よりも大人びて見られる傾向があります。周囲の期待に応えてしっかり者として振る舞っていた人も多く、思いやりや包容力にあふれています。ただ、無理に頑張りすぎず、時には素直に甘えることが心のバランスを保つカギです。

月命星が三碧木星の人の性質

三碧木星の月命星を持つ人は、明るくておしゃべり好き、好奇心旺盛で飽きっぽいといった、まさに「子どもらしい子ども」のような性質を持っています。目立ちたがりな一面や甘えん坊な性格が表れることもありますが、そのエネルギッシュな性格は成長とともに行動力や発信力につながります。

月命星が四緑木星の人の性質

四緑木星の月命星を持つ人は、優しくて協調性があり、平和を大切にするタイプです。子どもの頃は内弁慶で、外では控えめに振る舞っていたかもしれません。争いを避けて相手に合わせすぎることで、八方美人と見られることもありますが、根底には責任感と誠実さがあり、信頼される存在です。

月命星が五黄土星の人の性質

五黄土星の月命星を持つ人は、幼い頃から「自分は自分」という芯の強さを持っており、周囲の目をあまり気にしない独立心の強い性格です。ただし、自己主張が強くなりすぎると誤解を招くこともあるため、場の空気や周囲との調和を意識するとさらに魅力が引き立ちます。

月命星が六白金星の人の性質

六白金星の月命星を持つ人は、責任感が強くリーダー気質。小さい頃から堂々としていて、自分の意見をはっきり伝えるタイプだったのではないでしょうか。周囲から頼られる一方で、自分の考えに固執しがちな面もあるため、他人の意見にも耳を傾ける柔軟さが大切です。

月命星が七赤金星の人の性質

七赤金星の月命星を持つ人は、社交的で愛嬌があり、人を楽しませることが得意なムードメーカーです。外見や言動は可愛らしくても、意外と現実的でしっかり者な一面もあり、周囲から頼られる存在として認識されていることが多いでしょう。バランス感覚に優れた人気者タイプです。

月命星が八白土星の人の性質

八白土星の月命星を持つ人は、幼い頃に精神的な試練を経験することが多く、それによって早熟で落ち着いた性格を形成しやすい傾向があります。他人に優しく、助け合いを大切にする姿勢から、人との深いつながりを築くことができます。見えない力に守られていると感じることも多い星です。

月命星が九紫火星の人の性質

九紫火星の月命星を持つ人は、幼い頃から独特の感性とカリスマ性を持ち、どこか人目を引く存在だったはずです。想像力が豊かで、自分の世界を大切にする一方、物事を論理的に考える頭の良さも持ち合わせています。好きなことに打ち込むと、専門性を高めて大成しやすい傾向があります。

まとめ

この記事では、月命星の意味や役割に加え、節切りに注意した正しい調べ方や計算式による導き方、そして各星が持つ性質の特徴まで、実践的かつわかりやすく解説しました。

月命星は、九星気学において「生まれた月」に基づいて導かれる星であり、あなたの精神的な性質や感情の傾向を表す大切な要素です。

「自分の月命星が何なのか」「子どものころの自分の性質にどうつながっているのか」を知ることで、今の自分への理解が深まり、人間関係や日々の選択にも新たな視点が得られるはずです。

ぜひこの機会に、本命星だけでなく月命星にも目を向けて、自分自身の本質に触れてみてください。

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