【35歳からのチャレンジ6日目】DIYしてみました。

今回は、私が最近取り組んでいた「九星気学の盤を自作してみた」というお話をしたいと思います。

九星気学を学び始めてからというもの、日々新しい言葉や概念に触れ、少しずつその世界の深さに魅了されています。特に「盤(ばん)」という存在には強く惹かれました。気学における盤とは、星の位置を示す方位盤のようなもので、運勢や方位を見るうえで欠かせない道具です。

盤にはいくつもの種類があると知って

書籍や資料を読み進めていくと、九星気学には複数の「盤」があることを知りました。年盤、月盤、日盤、時盤……さらには後天定位盤に年回りの回座盤。最初は「えっ、そんなにたくさんあるの?」と驚きました。

実は私、ひとつだけ盤を持っています。それは、私の祖母――若いころから九星気学を学び、今でも全国の相談者から信頼を集める人生の先輩である祖母から、数年前に譲り受けたものです。年季が入っていて、どこか温かみを感じる、大切な一枚です。

でも、勉強が進むにつれ「やっぱり全部の種類の盤が手元にないとダメなんじゃないか……?」という焦りのような気持ちが湧いてきてしまいました。

「それなら、自分で作ってみよう!」

そう思い立った私は、「どうせなら自分で盤を作ってしまおう!」と決意しました。

最初は、DIYが得意な友人に製作をお願いしようと考えて、Canvaで設計図を作成してみました。イラストや図形の配置、数字のバランスを整える作業は、まるで図工の時間のようで、ワクワクが止まりませんでした。

しかし、残念ながら友人が忙しく、しばらく作業できないとのこと。それならいっそ自分でやってみよう――そう思って、ダイソーとコーナンに直行。分度器、定規、マジックペン、そして透明なアクリル板を手に取り、準備は万端。

作業台に材料を広げ、慎重に印をつけていく時間は、本当に久しぶりに“無心”になれたひとときでした。

思いがけず訪れた「気づき」

途中経過を祖母に見せたら「すごいじゃない!でも焦らなくてもいいのよ」と、いつも通り優しい言葉をかけてくれました。

ですが、今読んでいる『九星気学立命法』から「あれ?私、今この盤を本当に“必要としている”のかな?」と疑問が湧いてきたのです。

学びの初期段階では、知識や概念をしっかりと頭に入れることが先決。実際に盤を活用するのは、もう少し理解が進んでからでも遅くないのかもしれません。

というわけで、盤の製作はとりあえず一時中断することにしました。でも、2つの盤は無事完成。きっといつか、ちゃんと使いこなせるようになったときに活躍してくれる日が来ると信じています。

“ものづくり”ってやっぱり楽しい

改めて振り返ると、今回の経験は「学び」と「ものづくり」の両方の楽しさを思い出させてくれました。コンパスと分度器を片手に、線を引いて、星の位置を手書きで記していく――そんな作業が、こんなにも心を落ち着けてくれるなんて思いませんでした。

没頭するあまり、気づけば何時間も経っていて、「あれ、もう夕方?」なんてこともしばしば。一白水星である自分の性格(集中すると周りが見えなくなるタイプ)を、まさに実感しました(笑)

まとめ

今回の盤づくりを通じて感じたこと。それは、九星気学はただの「知識」ではなく、「暮らしの中で育つ学問」だということ。

読み、書き、作り、話し、感じる――そんな積み重ねの中で、自然と「自分の中の気学」が育っていくのだと思います。祖母が何十年も学び続けてきた理由も、少しだけわかったような気がしました。

学びのスピードは人それぞれ。道具を持つことが目的ではなく、それを“使いこなせる自分”になることが大切だと気づけたのは、大きな一歩だったと思います。

今後も、楽しく、無理せず、九星気学の学びを続けていきます。また何か面白いことがあったら、ブログで報告しますね。

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